活動報告Activity

  • 6月定例議会 一般質問

    6月19日に、愛知県議会6月定例議会が開会しました。
    6月23日の一般質問では私も登壇し、質問させていただきました。

    ◎質問
    1、スタートアップ支援
    2、名古屋市内の都心における自動運転の実証実験
    3、ICTを活用した行政課題の解決

    今回の質問に際し、大きく影響を受けたのが、昨年のイスラエル国への訪問です。
    スタートアップの状況や、歴史文化交流などがメインの訪問であり、これらの具体的な事象は大変大きな学びでした。

    ◎質問概要
    1点目、スタートアップ支援について
    愛知県では、スタートアップを起爆剤にイノベーション土壌の形成を理念・目的とする「Aichi-Startup戦略」を2018年に策定し、現在、2024年10月の供用開始に向け、スタートアップの中核支援拠点「STATION Ai」を整備している。
    そして、「STATION Ai」開業までの間、2020年1月に「PRE-STATION Ai」を開設し、スタートアップ支援を展開している。
    「STATION Ai」のオープンが来年10月に迫る中、その間の支援拠点である「PRE-STATION Ai」の役割はとても重要であり、取組の一層の充実が求められる。

    2点目、自動運転の実証実験について
    愛知県では、全国に先駆けて2016年度から自動運転の実証実験を開始し、毎年様々な観点での検証を積み重ねている。
    国内外において、自動運転サービスの社会実装や、関連する技術の開発がハイスピードで進捗している。
    世界有数の自動車産業が集積する愛知県は、こうした流れを捉え、世界のディープテックも活用し、ポテンシャルを活かし切っていく必要がある。

    3点目、ICTを活用した行政課題の解決について
    2021年6月に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」では、アジャイル開発等の新たな手法を検討すると規定されている。
    まずは、手探りでも課題にチャレンジし、トライ&エラーを繰り返すアジャイル開発の考え方は、行政におけるDXの推進においても、不可欠である。
    愛知県では昨年度から、ICT活用課題解決支援事業、愛称 アイチ クロス テックが実施されている。
    課題を抱える所属の県職員と、ICTを活用した解決策を提案した民間企業が課題解決に向けた実証実験を行う、このアイチクロステックはアジャイル開発の考え方で進められる事業の先例となるものである。

    ◎要望
    2008年7月11日、日本において初のスマートフォンであるiPhoneが発売されました。
    発売前のマスコミ報道は、「日本市場では普及しないだろう」という内容でした。
    現在、その結果がどうだったかは言うまでもありません。
    イスラエル国訪問の中で、イスラエルの強さは危機感であると感じました。
    日本における危機感は何なのか?を考えた際、新しい価値観や考え方に対して、過去を引きずって変化できない体質が課題であり、それこそが日本の危機だと考えます。

    これまでの常識にとらわれず、リスクや失敗を恐れずに、トライアンドエラーを繰り返し、現状を打破していく。
    今回質問した3つの取り組みや事業を通じて、新しい価値観が愛知から拡がり日本を変えていく、そんな事を願っています。