活動報告Activity

  • 経済労働委員会 県外調査

    委員長公務として、福岡〜熊本の視察でした。

    ①北九州市環境ミュージアム
    カーボンニュートラル時代における水素利用は、脱炭素化だけでなく、経済成長や雇用維持につながる政策として、各地で執り行われております。
    北九州水素タウンでは、工場で発生する水素を世界でも類を見ない大規模パイプラインで市街地に直接供給し、一般家庭、商業施設、公共施設のエネルギーとして利用し、水素社会の実現に向けて取り組まれていました。
    安全面やそれに関わる規制やインフラ整備など、まだ課題はあるものの次世代のエネルギーの在り方として参考になりました。

    ②久留米ほとめき通り商店街
    日本全国において、商店街を取り巻く環境はとても厳しいものがあります。
    シャッター商店街となってしまっている継続の在り方、IT・グローバル化の傾向、ユーザーの消費行動の変化などです。
    そんな中、2021年度 中小企業庁主催 「はばたく商店街30選」に選ばれた久留米ほとめき通り商店街の、訪問者の長時間滞在など様々な工夫を調査させていただきました。
    結果的には、『まちに対しての商店街の価値は?』の考え方と、それを引っ張っていくリーダーの存在と新たな考えや価値観を自ら寄り添い歩む姿がとても印象的でした。
    主要駅からの動線などの優位点はあるにしても、平時の昼間とは思えない人通りはとても驚きました。

    ③みやま市 自動運転実証実験
    2017〜2018年度に、内閣府戦略的イノベーション創造プログラムを活用し、国・県・市が連携して実施した自動運転サービスの実証実験を踏まえ導入された 九州初の自動運転コミュニティバス。
    高齢化率(65歳以上の人口比率)が50%弱を迎える同市において、新たな生活インフラとしての取り組みを調査しました。
    エリア設定、そのための初期投資とランニングコスト、利用率など、正直まだまだ課題はありそうです。
    しかし、今後の過疎地域のための自動運転の在り方として大変参考になる事例でした。
    やはり、今後の日本において、自動運転は様々な課題解決への必須と思いました。

    ④熊本城 観光DX
    高機能リアルタイムAI画像解析サービス「OPTiM AI Camera Enterprise」を導入し、天守閣内の滞在人数を把握することで、効率的な感染防止対策、消防法への対策事例。
    天守閣内での人数制限が 650人 と制限がある中、入口と出口のAI画像認識とオンタイムでのデータクラウド管理により、即座に人数を把握できます。
    インバウンドの戻りが期待される中、安全管理・コストカット面で大きな役割を果たしていました。
    DX以外の面では、やはり復興が課題となります。
    場内、まだまだ修繕が必要な箇所が残っているようで、計画としては15年先まで計画が立てられているそうです。
    1日も早い復旧を願います。

    実質2日間で行われた今回の視察。
    スケジュール的にはハードでしたが、大変身になる視察をさせていただきました。
    早速、定例12月議会で生かしていけそうです。